カビ防止剤テストの再開その後1

東京・神奈川でエアコンの分解洗浄・水まわりクリーニングキャンペーン中のクリエイトおそうじクラブです。

カビ防止剤テストの再開をして2週間ほどになります。
非常に気になるところですね?

久々に保管してあるテストサンプルを見てビックりです。
何といずれも全くカビが生えていません。

もう一度テストの条件をみて見ると。
前処理として塩素系の漂白剤と酸素系の漂白剤の2種類で、それぞれ今回の目的にしているカビ抑制剤と市販のカビ抑制剤にブランクの合計6種類を比較対象にしたわけでした。

なのですが、結果はどれにも全くカビが生えていません。
何故なのか?

良く考えてみたら、カビ発生の4大要素の条件を満たしていなかったからです。
四大要素とは

生育に適した温度,湿度,酸素,栄養 ですよね?
栄養はパンなのでたっぷりあるとして、そのほかの条件は次のような感じです。
温度(10度から35度程度)
湿度(70%から100%程度)
酸素(普通の大気中にある程度) 

今回は標本が多かったので、コピー用紙にならべて棚の中に放置しておきましたところ、ここのところの気候条件からどうやら湿度が不足したと考えられます。

当初の個人的な予測では、弱いとされている酸素系の漂白剤で何もカビ抑制剤を塗布していないものは少なくてもカビが発生するだろうと考えていました。

ところが、この実験結果だと乾燥していれば、それでもカビを抑制できるということになります。

これは実験の思わぬ副産物ともいえます。
つまり、浴室のカビ防止を例にすると、乾かすようにすれば、危険な塩素系の漂白剤を使わなくても比較的安全な酸素系の漂白剤(日常お洗濯に使うようなもの)でもカビを防止する事が出来るということになります。

ところで、事件の本題に戻ると今回は失敗だったことになり、今後水分を補給してカビの発生する条件をそろえて実験を継続したいと思います。

そして願うのは水分を補給したのちでも、酸素系の漂白剤だけでカビの抑止効果が得られないかということです。
少なくても半年程度得られれば、それだけで商品化する事が出来ます。

1年に2回程度浴室を清掃し酸素系の漂白剤でカビ抑制処理をするというメニューが完成できるからです。

さて結果はどうなりますか、楽しみにしておきましよう。